トータルで安くするには

新しいコンバインをなるべく安く仕入れるには、安い店を探すだけが手段ではありません。新しいコンバイン、すなわち新車の価格は店によって大きな差は出にくいものです。車は毎週のように新聞に広告が入っていますが、農機具は車のようには頻繁にはセールを行っていません。また実用車の値引きがあまり行われないように、実用機械であるコンバインも積極的な値引きは行われていません。購入金額に差があまりでませんので、今あるコンバインをいかに高く売るか。それがトータルで安く仕入れるかに繋がることになります。

コンバインを買い替えるとき下取りに出すことがありますが、下取りは車業界と同様に販売店にとっては手間な作業であり、あくまでサービスの一環になります。販売業者は売ることを目的としており、中古を売る場合は“売れる”中古を仕入れてから行います。つまり下取りしても売れる中古でない限り、積極的に高く下取ってはくれないのです。

農機具を専門に買取している業者は国内外にすでに売るルートを形成しています。買取は業務の一部であり、仕入れなのです。そのため買い替えの下取りよりも高いことが多く、たとえ年式の古いものや動かないものであっても買い取ってくれるのです。ただし買取業者によって金額や種類に差がありますので、必ず複数社を調べてから依頼することをお勧めします。

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便利であるがゆえに

通常農機具というものは、動く限りは使用されるかたがほとんどです。トラクターはアタッチメント方式が多く、トラクター本体のトラブルよりもアタッチメントのトラブルが多くそちらを対応すれば使用することができます(無理をさせてトラクターのクラッチを壊した場合は別です)。田植え機も動く部分と田植えを行う部分は分かれていますので、修理はそう難しくはありません。

ですがコンバインのほとんどは自脱式コンバインであるため、二つの作業を行うことになり機械的にも複雑になっています。語弊があるかもしれませんが、刈り取り・脱穀という構造的にはそう難しくないのですが、1つの機械の中で2つ(動くことを含めれば3つ)の動作ができるようになっているため機械的に複雑になっているのです。大変優れた機械であるために、農家としても頼る面が大きく、故障してしまうと作業効率云々の話では済まなくなります。

また最終段階である収穫時期を逃すわけにもいきませんので、コンバインのメンテナンスや買い替え時期というのは大変重要になってきます。ただそのような重要な機械ではありますが、大変高価な機械でもありますので、なるべく出費はおさえたいのも現実問題だといえるでしょう。

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コンバインのトラブル

コンバインはとても優秀な機械であるということは前項で示していますが、最後に示したようにトラブルが多い機械でもあります。これは技術が進んだ現在においても、どうしても解消できません。

コピーやプリンターの技術は、登場当初から比べると格段の進歩がありました。細かいものを印刷できるようになったり、写真を精密に印刷できるようになったりと「印刷」そのものの技術は比べようもないほどに進化しています。ですが紙詰まりというトラブルが無くなることはありません。紙を一枚一枚送りだし、印刷したあとに排出する。紙を送るローラーや技術に進歩があっても、紙を使うということには変わりはなく、その紙が機械内部のどこかで詰まってしまうというトラブルはどうしても起きてしまうのです。

コンバインもこれとまったく同じです。稲を刈り取り、機械内部に取り込み脱穀します。どんなに技術が進歩して刈り取りや脱穀の技術が進歩しようと、藁や殻がでてしまう事実には変わりがなく、それがどこかで詰まってしまうことは避けようがないのです。トラブルにより機械が止まると作業が中断されます。そのさい効率が落ちてしまうのは当然ですが、そこで無理をさせてしまうと故障の原因となってしまうのです。

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買取業者が多いコンバイン

ある程度の水田をお持ちのかたは、絶対といってよいほどコンバインを所有していると思います。よほどの棚田でもない限り、稲作を行っているかたは所有しているでしょう。昭和の中期は田植えや稲刈りの時期は、家族総出、場合によっては一族や近所が一体となり行っていました。ですが機械化が進み、田植え機やコンバインが時間の短縮や作業の簡素化を行ってくれるようになりました。時期を同じにして、専業農家は減少し他に仕事を持つ人が増えると、農家(地方)は人口流出が進み人手不足に悩まされることになりました。それでも国内産の米が食べられるのは、コンバインや田植え機といった大変な作業を引き受けてくれる機械の進歩があったからなのです。

田植え機も進歩を見せていますが、基本は人間の手を参照にしています。人間の手で植える動作を機械がマネて行っているものであり、特段の進化とはいえません。国内で当たり前のように見かけるコンバインは自脱型コンバインと呼び、刈り取りだけでなく脱穀も行ってくれます。一台で二つの仕事をこなしてくれる優れものの機械ではあり、人手不足に悩む農家としては救世主となったことはいうまでもありません。

ただ青い植物を刈り取るのではありませんので、藁が巻き付いたり、脱穀により殻が機械の中に入り込むといったトラブルが起こることがあり、故障の原因にもなります。そのため買い替えを行うことが多い農機具であり、買取などの業者も充実している面もあります。

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